情報化社会,光情報技術を支えるのは半導体と光エレクトロニクスです.本大講座では,結晶質から非晶質にまたがる幅広い材料をターゲットに,新しい光・電子機能材料の創製ならびに構造と物性の関連を研究しています.
【キーワード】 透過電子顕微鏡,走査電子顕微鏡,結晶方位解析,電子線回折,3Dトモグラフィ,形状記憶合金,永久磁石,磁性材料,半導体薄膜,耐熱合金,金属間化合物 【研究概要】 機能材料の研究開発においては,材料の微細構造を原子・電子レベルで自在に制御し,ニーズに応じた材料特性を最大限に引き出すことが重要となっています.当研究室では,長年培ってきた電子顕微鏡技術や計算機シミュレーションなどを駆使して,合金の相変態挙動の解明といった基礎的研究から高性能磁石や耐熱合金などの最先端材料の微細構造解析に至るまで幅広い研究を行っています. |
![]() ▲ 最新鋭の透過電子顕微鏡(TEM) 高分解能像やZコントラスト像から元素分析までナノスケールの情報を得ることができます。 |
【キーワード】 熱電変換材料、酸化物熱電デバイス、酸化物半導体、 エネルギー変換材料、光触媒、導電性セラミックス、熱伝導率、 ナノ構造制御、低次元ナノ物質、自己組織化、超集積量子構造、 分子集合体、無機有機複合体、機能無機材料 【研究概要】 当研究室では、無機物質を中心とした新規機能性材料に ついての研究開発を行っています。無機物質の誇る強靱で多様な 物性バラエティを材料化学的立場から最大限に活用し、さらに 有機分子の持つ優れた自己構築機能や選択的相互作用を協奏的に 発現させることにより、熱電エネルギー変換、光エネルギー変換などの 高度な機能を持つ新しい無機材料の開発を行っています。 なかでも電子や熱が特異な輸送特性を示す新しい酸化物セラミックス 熱電変換材料や、量子サイズの低次元ナノ物質が自己集積した精緻な ナノ超構造体などを対象に、「ナノ構造が産み出す特異物性と新規 機能性無機材料の創出」をターゲットとして、基礎研究と応用開発 研究の両翼を推進しています。
|
![]() ▲ 熱電変換素子 |